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実績
施主様のご要望は「曲線を生かしたデザイン」というだけでした。曲線を美しく仕上げることは、手間と時間を要する大変な作業です。そして職人の質を問われます。
しかも門まわり以外の外構工事は済んでおり、既設物との取り合いを考えながらの難しいプラン作成になりました。
施工DATA
門袖(※1)の壁は、直線のブロックを細かく積む作業から始まり、下地モルタル(※2)を何度も塗り乾かし、徐々にブロック角を潰しながら曲線を出していきました。
※1 門袖(もんそで)とは…クローズ外構では門扉の両脇、オープン外構では玄関の近くに配し、表札・ポストなどの機能を持たせる壁。
※2 モルタルとは…セメントと砂を水で練り混ぜた物。ペースト状で柔軟性が高いので、レンガやブロックの目地やタイル下地、外壁等の仕上げ材として使われます。ちなみにコンクリートとはモルタルに砂利等の骨材を混ぜた物を言います。モルタルに対して圧縮力が強いので駐車場など強度の必要な場所に使用します。
色のアクセントとして、モザイクタイル、洗い出し(※3)を目地色まで試作し、配置しました。
(※3)洗い出しとは…砂利とセメントを混ぜ、塗り付けし、硬化する前に表面のみのセメント分を洗い出し、混ぜた砂利を表面に見せる仕上げの工法です。砂利やセメントの色の組み合わせにより、豊富なバリエーションが楽しめます。最近は砂利がネットに張り付いたものを施工し洗い出しにする工法や、セメントではなく固化剤で砂利を固める工法(雷おこしのような仕上がりになります)などもあります。
門袖やアプローチのいくつにも及ぶ曲線同志、繋がりができるように何度も何度もデザインしました。
L+では、お客様と徹底的に打ち合わせをし、お客様の潜在的な理想を引き出すお手伝いもしています。
外構やエクステリアのことで何かお悩みがあれば、お気軽にご連絡下さい。