ability
L+ができること
アプローチとは門扉から玄関まで続く通路のことです。
その機能・選ぶ時のポイント・よく選ばれる素材や種類を見ていきましょう。
① 玄関までの動きをイメージして考慮する。
生活する人にとって機能的なものにする必要があります。小さなお子様や高齢者がいらっしゃる場合、必要以上の段差は危険です。また、ペットを飼われているお家であれば、タイルなど素材の出っ張りや引っ掛かりがないように配慮が必要となります。自転車やベビーカー、車いすを乗り入れる必要がある場合はスロープにする必要もあります。
② プライバシーを確保しつつ・死角をへらす。
アプローチを上手く設けることで、玄関のドアを開けた際に室内が見えないようにすることができます。一方で、必要以上の死角は侵入者にとって作業のしやすい好都合な環境になりかねません。上手に活用してプライバシーの確保と防犯対策を両取りするのが基本となります。
③ 安全面の配慮
タイルやコンクリート・ブロック・石貼りなどがよく選ばれる素材ですが、濡れたら滑る素材は絶対に選んではいけません。同時に、降雨時の水はけも気に掛けるべき項目。また、夜にどのような見え方をするのかイメージした上で、適宜、照明やライトを設置する必要もあります。
敷石
敷石は見た目の印象が優しくなるだけでなく、雑草が生えるのを防ぐ効果も発揮します。
特に敷石として使われることの多い石は、御影石や石英岩などです。
敷石には素材の形を生かした乱形の物もあります。L+の職人が得意とする分野の一つです。目地を出来るだけ最小限に、隙間なく石を貼る技術を持つ職人はなかなか居ません。
レンガ
洋風のデザインにしたいときに活躍する素材がレンガです。温かみのある質感が魅力です。形や大きさが均一なため、積み上げたり敷き詰めたりするのに非常に適しています。配色や並べ方を少しアレンジして個性を出すことも可能です。
コストを抑えたい場合は、本物のレンガではなく、レンガ風に加工された素材もあります。
タイル
タイルは正方形や長方形の物が多く、スッキリと整理されたイメージを出すことができる素材です。雨に塗れると滑りやすくなる物もあるため、選び方に細心の注意が必要です。
コンクリート・インターロッキング
コンクリートで固める施工方法は、他の工法に比べると手間がかからず、工事費も安く済みます。無機質な印象になりがちなので、植栽と組み合わるなどの工夫が必要になります。
また素材によっては滑りやすくなる場合があるので注意しましょう。
インターロッキングはコンクリートの一種ですが、デザイン性に優れており、滑りにくいという良さを併せ持っています。
砂利
化粧砂利と呼ばれる砂利が、特にアプローチ周りではよく選ばれます。形がきれいで種類も沢山あるので、好みのものを選ぶことができるのも魅力の一つです。また、砂利は敷き詰めると雑草が生えにくくなるという利点を持っているため、手入れの手間を省きたい方に大変人気です。歩くと音が鳴るため、防犯対策として使用する家庭も増えています
洗い出し
洗い出しとは、コンクリートや樹脂が固まりきる前に表面を水で洗い流し、わざと砂利を露出させてざらついた仕上がりに見せる工法です。滑り止めの効果がありますが、洗い出しのタイミングを見誤れば大失敗に繋がります。腕の良い職人の技術を必要とする技法です。